大町市で3日午前、黒部ダムの観光客などを乗せた路線バスが、道路右側のポールに衝突し、1人が軽いけがをしました。
当時、道路には積雪があったということで、警察では、ノーマルタイヤだったバスが、スリップした可能性もあるとみて調べています。

事故があったのは、大町市平の県道で、3日午前10時35分ごろ、扇沢駅から大町市内方面に向けて下り坂を走っていた路線バスが、道路の右側に設置されていたポールに衝突しました。

大町警察署によりますと、この事故で、乗客の26歳の女性が左の肩に軽いけがをしました。

女性は、最後尾の左側の席に座っていたということです。

バスは、長野市に住む55歳の運転手の男性が運転し、乗客46人が乗っていましたが、運転手の男性や他の乗客にけがはありませんでした。

バスは、黒部ダムや、立山黒部アルペンルートの長野県側の玄関口となる扇沢駅と長野駅を結ぶもので、午前10時半に扇沢駅を出ておよそ5分後に事故を起こしました。

事故当時は、道路に2センチほどの雪が積もり、粉雪も舞っていたということですが、バスはノーマルタイヤでした。

警察では、雪道でスリップした可能性もあるとみて、事故の原因を調べています。