「あの時、木の棒がなかったら…」2年経った今も残る傷

クマに襲われた佐藤さんは木の棒で応戦しますが、クマは何度も飛びかかって攻撃してきました。

クマは運よく逃げていきましたが腕をかまれてけがをし、太ももを爪でえぐられました。2年経った今も傷の跡が残っています。

佐藤さん
「クマには、小さいクマでも絶対勝てない。もしあの時、木の棒がなかったら、顔はめちゃくちゃだったと思う。スイッチが入っているクマはどうしようもない。本当にやられるだけ、本当に怖い」

キノコ狩りなどを生業とする佐藤さん。

佐藤さん
「(クマから)パンチが来ても重傷にはならない」

山に入る際は必ず、フェイスガード付きのヘルメットをつけます。さらに…

佐藤さん
「(鈴が)わざと膝に当たるように」

クマよけの鈴2つに、警報音を出す装置。そして、撃退用のスプレーを携帯。

佐藤さん
「視界が悪いところに行ったら『はっ!』」

山の中では時折り声を出し、警戒しながら歩きます。

山で30年以上、仕事をする佐藤さん。2025年に感じた“ある異変”があります。