鹿児島市の小学校で今年生誕120年を迎えた椋鳩十の作品の朗読コンサートが開かれました。

(朗読コンサートの様子)
「その山脈は住処を失い食べ物を取り上げられた動物たちが作ったものであることを人間たちは知りました」

この朗読コンサートは、かごしま近代文学館が開いたもので、椋鳩十が53年前に出版したゴミ公害をテーマにした絵本「におい山脈」が朗読されました。

子どもたちが物語をイメージしやすいように朗読に合わせ生演奏やその場で絵を描くライブペインティングもありました。

(児童)
「こういうかたちでの朗読は初めてでした。良い体験ができた」

「絵や楽器とか朗読を通してすごく世界が広がってよかった」

椋鳩十の孫の久保田里花さんは、作品を通じて自然を大切に思ってほしいなどと児童らに語りかけていました。