31日午後、鹿児島県の奄美大島から沖縄に向けて航行していた海上自衛隊の船艇からごく微量のガソリンなどが流出しました。

奄美海上保安部によりますと、31日午後2時半すぎ、「海上自衛隊の船艇が奄美大島から沖縄に向けて航行中に、船外機が脱落しそうになった」と、海上自衛隊から鹿児島県の大島支庁徳之島事務所を通じて海保に連絡がありました。

船艇は別の船外機で徳之島・天城町の平土野港に入港し、乗組員と県が船外機を調べたところ、ごく微量のガソリンや潤滑油の流出を港で確認したということです。
流出した油は、オイルフェンスや吸着マットで回収し、漁業への影響はないとしています。

奄美海上保安部は、船艇の種類や航行の目的などについて「自衛隊の活動に関わるため、詳細は言えない」としています。