鹿児島港本港区に計画されている県の新たな体育館を設計する事業者の選定に向け、県外の2社と県内企業を含む7組が参加することを表明しました。
県は本港区のドルフィンポート跡地に、新たな総合体育館=スポーツ・コンベンションセンターの整備を計画していて、設計業者については建築や都市計画の専門家ら8人でつくる審査会が選ぶことにしています。
県によりますと、30日の締め切りまでに県外の2社と複数の企業が共同で事業を行う共同企業体=JVが7組参加表明書を提出しました。7組のJVの中には県内の企業が4社含まれているということです。
新たな体育館の計画について、県はメインアリーナの観客席を8000席、建物の高さを30メートル以下で設計するよう求めていて、事業費は488億円と見込んでいます。
このうち、建設費は406億円と推計されていますが、「工事費の上限額が設けられているか」という事業者からの質問に対し、県は「上限額は設定していない」と回答しました。
県が工事費のコスト縮減に努めるよう求める中、具体的な金額が確定するのは設計業務が終わった2028年8月以降になる見込みです。

2社と7組から選ぶ設計業者選定のスケジュールは、来月13日から一次提案書の受け付けが始まり、12月の一次審査で事業者を5組程度に絞ります。

そして、来年2月の二次審査を経て最優秀提案者を選び、今年度末に設計業者と契約を結びます。














