境内にネコの置物が並び「猫寺」として知られる山口県萩市むつみ地区の「雲林寺」に31日、新しいチェーンソーアートが登場しました。

トラックの荷台のカバーを外すと…大きな猫。チェーンソーで木を削って作った「猫バイク」です。

住職の角田慈成さんが親交のあるチェーンソーアート作家、林 隆雄さんに制作を依頼しました。全長およそ2メートル、高さは1メートルです。

チェーンソーアート作家 林 隆雄さん
「ポジション的にRSに合わせている。レーシングマシン風になっている。ポジションは前のめりな感じなんで、いい感じだと思います」

乗っても倒れないよう、安定した丈夫な設計にしたということです。

美祢市で伐採された樹齢130年ほどのモミの木を使っています。2週間をかけて削りました。

モデルは寺で飼っている猫の「わうわう」です。

角田さんが「猫でまたがれるバイクを」と注文しました。

雲林寺 角田慈成住職
「木の香りがすばらしいです。うちのネコを抱いているときとサイズは違いますけど、頭の感じがほぼ一緒ですね」

想像以上の出来で満足のようです。

チェーンソーアート作家 林 隆雄さん
「触ったり乗って自分のバイク横に並べて写真撮ってもらったらうれしいです」

「猫バイク」には、寺オリジナルの交通安全ステッカーもデザインされています。

雲林寺 角田慈成住職
「猫バイクで楽しんでもらって来るときも帰るときも、安全運転に心がけていただければと思っています」

多くの人が立ち寄ることを待つかのように猫バイクも目を輝かせていました。