「僕も飛んで行きたかった」 動けなかった兄の葛藤
美希子さんの兄・勇さんは事件を家族からの連絡で知った。
渡辺勇さん
「あのときなんですけど仕事中でして、事件を知ったのはグループLINEですね。家族のグループLINEで知ることになります。最初はちょっとボヤぐらいかなって思ったんですけど、そうではないということをだんだん知ることになって。母が現地に行くっていう話になったときに、僕も飛んで行きたかったんですけれども」

渡辺勇さん
「当時1歳の子どもがいるような状態で、妻も身重な状態やったんですね。自宅で待って、情報を待って、何かあったときに動けるような形だったんですけど・・・。結構これもしんどくてですね。やることって情報を集めることばかりになってくるんですね。で、情報を集めるとどういうことになるかというと、いい情報はほぼ流れてこない。嫌な情報ばっかり流れてきて、不安と、何かいろんなものに苛されるとかそういう感じですね」
渡辺勇さん
「最終的に最も望まない結果の連絡をもらうような形になります。これを聞いたときに自分が感じたことのない感情に襲われました」














