大津高校独特の特性(いじめのリスク要因)

サッカー部の特殊性
・大津高校サッカー部は全国的に認知された強豪校であり、全国大会での活躍を夢見て多くの生徒が入部する。
・実際に全国大会の場で活躍できる選手は一部に限られていて、夢を実現できない状況にある生徒が多数存在する。
・このような状況は、悩みを抱えた生徒が多い一方で、はけ口を求めて他の生徒へのいじめなどに走る生徒が現れることが容易に予想され、いじめが発生しやすい状況にある。
・部員数は2021年度で176人、2022年度以降は200人を超えていて、対人関係のとり方が苦手、他者の感情を理解できないなど、様々な個性や特性を持った部員が一定数所属していた可能性は否定できない。

高校全体の特性
大津高校は、全校生徒にサッカー部員が占める割合が高い(2021年度で26.6%)ことから、高校全体としてもいじめが発生するリスクの高い集団だといえる。