事件の原因は「献金だけでなく家族の愛の問題」と話す母親 一方で事件後、信仰心は「より強くなった」

 一方で、事件が起きたのは、自身の献金だけが原因ではない、とも。

 (山上被告の母親)「あの子の心の本当は、多分それじゃないと思います。なんというか、愛の問題だと思う。家族での愛の問題。申し訳ないと思っていますよ。私が母親じゃなかったら、ここまで追い詰めなかったのになと思いますよ」

 母親に山上被告に「会いたいか?」と尋ねると、ひとこと「会いたいです」とだけ口にしました。

 そして、事件の後、旧統一教会への信仰心が「より強くなった」と話し始めました。

―――「ずっと信仰してこられたにもかかわらず、事件が起きました。信仰が報われなかったとは、思いませんでしたか?」
 (山上被告の母親)「宗教自体がそうですけど、何か起こったことに対して、常に自分を振り返るというかね。なぜかっていうのは、自分に原因があるってみていくので」
―――「息子さんが事件を起こしたことも、お母さんに原因が?」
 (山上被告の母親)「そうですね」
―――「安倍元総理が亡くなられたことに対しては?」
 (山上被告の母親)「申し訳ないと思っています」
―――「お母さんに原因があるとお考えですか?」
 (山上被告の母親)「そうですね、私が原因だと思っています」

 母親は山上被告の裁判に弁護側の証人として今後、出廷する予定です。法廷で何を語るのか、注目されます。

(2025年10月28日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特集』より)