違法な銃を複数所持していたとして、銃刀法違反の疑いで書類送検されていた、広島県警の元警察官の男性(47)について、広島地検は30日、不起訴処分にしました。

元警察官の男性は、福山市内の自宅でモデルガンなどを改造した改造拳銃6丁や模造拳銃1丁を所持した疑いで、去年11月に書類送検されていました。

押収した銃から発射痕は確認されておらず、調べに対し「鑑賞やカスタムが趣味だった」などと話していたということです。

男性は停職6か月の懲戒処分を受け、依願退職していました。広島地検は不起訴処分の理由について、「情状全般を考慮した」としています。