なぜ、イカ漁に出られない?

その理由は、スルメイカの漁獲枠にあります。
近年、不漁が続いていたスルメイカ漁は、資源回復のため漁獲量が制限されています。

水産庁が割り当てた今期の小型イカ釣り船によるTAC(タック)=漁獲可能量は全国で4900トン。
しかし10月15日時点で漁獲量は5388トンとなり、約半年で上限を超えたため、水産庁は、あすまでに漁の停止命令を出す方針を決めました。

キャリア60年以上の漁師は…。

漁師
「収入も無くなっちゃったし、一刻も早く沖に出たいから、何とかしてほしい」

スルメイカ漁は、北上するイカをとるため、本州に比べて最盛期が遅い函館にとっては、割りを食う格好です。