国立病院機構は、青森市浪岡にある青森病院の療養介助員が入院患者4人に対して心理的虐待などをしたとして、停職1か月15日の懲戒処分としました。

国立病院機構が29日付で停職1か月15日の懲戒処分としたのは、青森市浪岡の青森病院に勤務する40代の男性療養介助員です。

この介助員については、2025年3月末に障害のある入院患者から「怖い」「冷たい態度を取る」と訴えがあり、病院などが調査をしました。その結果、介助員は「掛け物をかけてほしい」などの要望を無視したり、強い口調で返答したりしていて、入院患者4人に対して心理的虐待などがあったと認定しました。

病院に対し、介助員は「虐待をしているつもりは全くなかった」「自身の行動に対する認識が甘く、とても反省している」と話しているといことです。

青森病院は、「誠に遺憾であり、引き続き指導を徹底して再発防止に努めたい」としています。