「下北ジオパーク」と観光交流の促進などに関する協定を結んでいる「台湾のジオパーク」の関係者が青森県佐井村の仏ヶ浦を訪れて、6年ぶりに交流を再開させ、地質や地形の成り立ちに理解を深めていました。
台湾のジオパーク「野柳地質公園」の関係者24人は29日朝、佐井村の仏ヶ浦を訪れ、風景を写真や動画に収めていました。
仏ヶ浦を代表する奇岩のひとつである「如来の首」では、ガイドから岩が波によって削られたことで、見る角度によって如来の横顔が浮かび上がると言われていることなどの説明を受けました。
野柳地質公園 林俊毅 副総経理
「野柳地質公園は砂がメインだが、仏ヶ浦は火山灰や凝灰岩が多くて地質的に野柳地質公園と違う。こういう風に違う景色があるので、台湾の人にもおすすめしたい」
下北ジオパークと野柳地質公園の間では、8年前に観光交流や学術交流の促進に関する協定が結ばれています。
コロナ禍で交流は一時止まっていましたが、2019年以来6年ぶりに下北ジオパークを訪れた一行は、29日に下北ジオパーク推進協議会の会長を務めるむつ市の山本知也 市長と会談し、双方のさらなる発展を目指し、積極的な交流を図ることなどを確認していました。














