地盤沈下が進むおそれへの不安も…

伏木地区の場合、維持管理費は概算で年間1800万円が、約30年間にわたりかかる見込みです。

安堵の一方、市が維持管理費を長期で負担することへの懸念の声も聞かれます。

伏木地区の住民
「ものすごくお金がかかるような気がして、とても行政で、高岡市がやると言ったってそれは無理だなと僕は思いますけどね」

一方、液状化被害が相次いだ富山市の東蓮町。維持管理は年間480万円と試算されていて、東蓮町では「被災者の会」を立ち上げ住民負担をなくすよう富山市に要望書を提出するなど活動を続けてきました。

住民負担ゼロの方針を受けて「被災者の会」の新村哲夫会長は「住民負担がなくなることが、ようやく決まってよかった。一方、地盤沈下が進むおそれなど不安の声もあり工事を行うかどうか住民の合意形成にはまだ時間がかかる」とコメントしています。