戦闘で負傷した自衛隊員を治療しながら県外へ搬送する訓練が、29日、航空自衛隊那覇基地で実施され、予備自衛官が初めて参加しました。

この訓練は、離島の戦闘で負傷した隊員を医療設備のある航空自衛隊那覇基地に搬送し、そのうち更に高度な治療が必要な隊員を別の医療機関に運ぶことを想定して行われたものです。

訓練では基地内の体育館を拠点として、搬送されてきた隊員を重傷者と軽傷者に分類。施設がひっ迫しないよう、県外に搬送する隊員を駐機場の横の一時待機所に運び、到着した輸送機に引き継ぎました。

またこの訓練は予備自衛官の受け入れ体制を円滑にすることも目的で、医療従事者の予備自衛官9人が参加しました。予備自衛官が那覇基地での訓練に参加するのは初めてだということです。