じゃんげんグスベリ?
じゃんげんのグーを「グスベリ」と呼ぶのは、北海道の一部地域で栽培されている「グースベリー」という果実が由来と言われています。札幌市内のスーパーマーケット「フーズバラエティすぎはら」によりますと、グースベリーは、小樽市や余市町で生産されていて、果実は緑色をしていますが完熟すると茶色になり甘味が出るそうです。流通量は多くはなく、現在はジャムなどの加工品に使われることも多いということです。
一方で、戦前戦後の食糧難の頃は、野山に自生しているグースベリーが貴重な糖分となり、子どもたちのおやつとなっていたそうです。完熟するのを待てず、まだえぐみが残るグースベリーを食べる子も多かったんだとか。空腹を満たした味が、そのままじゃんけん遊びに浸透していったという点では、宮城県塩釜市のグリコスと通じるものがあります。
じゃんけん遊びから見えてきた地域の食の歴史。じゃんけんグリコ、皆さんの地域ではどのように呼んでいますか?














