俳優の吉永小百合さんとのんさんが、映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』の第38回東京国際映画祭 オープニング上映舞台あいさつに登壇しました。

吉永 小百合 さん



日本を代表する登山家・田部井淳子さんの実話をもとに、エベレストの女性初登頂から晩年の闘病、余命宣告を受けながらも亡くなる直前まで山に登り続けるという壮勇な生涯を描いた本作品。きょう開幕した『第38回東京国際映画祭』のオープニングを飾る作品に選ばれています。

阪本 順治 監督、吉永 小百合 さん、のん さん



主人公・多部純子を演じる吉永さんは、2012年にモデルとなった田部井さん本人と対面したことがあるそうで、“本当に明るくて積極的で活き活きとしている彼女の大ファンになりました。このような役を演じられてとても幸せ”と、にっこり。 吉永さんは、前帯に〝推し〟の田部井さんの顔がプリントされ、後ろには田部井さんも登った世界最高峰のエベレストがデザインされた華やかな特注帯を身に着け登場し、観客を沸かせました。

吉永 小百合 さん



のんさんは、吉永さん演じる多部の青年期を演じるということで、撮影が一緒になるタイミングは無かったということですが、 “クランクアップの日に富山で撮影があったんです。駅からも離れていて来づらい場所だったが、サプライズで吉永さんが現場におひとりで駆けつけてくださったんです。その日は、撮影を終えて皆くたびれていたんですけど、吉永さんが来てくれた~!っていうので、本当に報われた気持ちになって…”と、感激したエピソードを披露。

のん さん



すると吉永さんは、実は、どこで撮影しているか詳しいことが分からないまま、ひとりで新幹線に乗り富山駅へ向かっていたと告白。 “プロデューサーに電話したら「ホテルから1時間くらいかかる。帰りなさい」みたいな(笑)そんな強い言葉ではなかったんですけど… それでもどうしても皆さんにお疲れ様を言いたくて、タクシーで1時間くらい走って駆けつけることができました”と、サプライズの裏側をお茶目に明かしました。

吉永 小百合 さん、のん さん



イベント終盤、フォトセッションを行う際に、カメラマンから帯の後ろを見せてほしいとリクエストされると、 快く後ろを向き、「こう?」と何度も客席側を振り返る大サービスをする『見返り美人・吉永さん』の姿に、会場は温かい笑顔に包まれました。

【担当:芸能情報ステーション】