旧統一教会 支援のNHK党浜田氏は「解散命令請求のプロセスに疑義を唱えるなど、唯一正しい判断をされていた」

 実は浜田氏は、参院選より前の2023年から、教団側と接点を持っていたといいます。

 (NHK党 浜田聡氏)「(2023年の)参議院の予算委員会で質問をしました。『共産党を非合法化する方針はやるべきではないですか』と。それをきっかけに私に連絡をくださったというわけです」

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 浜田氏に連絡をしたのは旧統一教会系の政治団体「勝共連合」。「共産主義からの解放」を掲げる保守系の組織です。

 その後、浜田氏は国会などで旧統一教会への解散命令に疑問を呈する質問を行ってきました。

 (NHK党 浜田聡氏)「私の問題意識としては、旧統一教会を解散すべきという方向性に異を唱えるものでございます」

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 そんな中で行われた2025年の参院選。「勝共連合」から投票を呼びかけるハガキの送付などの選挙支援を受けたといいます。

 (NHK党 浜田聡氏)「(ハガキは)NHK党だけで全部出そうとしていましたけど、勝共連合にもちかけたら、うちでもある程度担当しますということだったので、それで出してもらいました。『勝共連合』に協力する形で全国各地の教会などで講演しました。交通手段もセッティングしていただいた次第です」

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 再び浮かび上がってきた教団側と政治の接点。MBSの取材に対し、旧統一教会は「教団として特定の政治家や政党を支援いたしません」とする一方で、浜田氏については「解散命令請求のプロセスに疑義を唱えるなど、唯一正しい判断をされていた国会議員ですので、教会員がシンパシーを抱いていると思う」とコメントしています。

 解散の危機に直面する教団。政界への働きかけに活路を求めているのでしょうか。