“当選スレスレ”の議員に押しかけて支援「通った暁には憲法改正を」

 なぜ教団側は自民党に接近したのでしょうか。MBSの取材班は、5年以上にわたり旧統一教会の広報部長を務めた男性の元を訪ねました。男性は選挙対策本部に入るなどして、自民党の候補者を応援していたといいます。

 (旧統一教会 元広報部長の男性)「我々の目的は"憲法改正に賛成する議員さん”。(憲法改正には)3分の2が必要。憲法改正を求める議員さんをつくらないといけない。それを一番やってくれるのが自民党。それだけの話」
 
 旧統一教会系の政治団体が、憲法9条への「自衛隊の明記」などが必要だとして「憲法改正」を目指していて、そのために自民党の政治家を支援していたといいます。中でも狙いをつけていたというのが…

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 (旧統一教会 元広報部長の男性)「自民党でも選挙に強い人はうちに何も頼ってこない。自分たちで勝てるわけですから。問題は『当選スレスレ』ですよ。こちらが押しかけていって、『危ないですよ。(選挙で)当選してください。当選した暁には憲法改正をやってください』と。だからみんな一生懸命にやるんです」