なぜ今年の出没件数は少ない?

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今年度、ツキノワグマの出没件数が少ない傾向の背景には、エサとなる「ドングリの実」が、岡山県内では例年と比べ豊作であることが、一つの要因として考えられるということです。

12月ごろに冬眠に入るとされているクマは、この時期冬眠に備えてエサを求めて活発に行動することから出没件数が増加するとされていてます。

昨年10月の出没件数は1か月間で38件ありましたが、今年は2件(29日現在)となっていて、県の担当者は「極端に少ない状況」だと話します。

それでも「もし現れたら」...どうすれば?

しかし、県ではクマの生息地と生活圏内が近い住民やクマが生息する山に立ち入る人は、これまで通り基本的な対策は必要だと注意を呼びかけています。

【ツキノワグマに出会わないための対策】(画像⑥)
・出没情報に注意
・山に入るときは鈴やラジオなど音を出す
・クマの糞や足跡をみつけたら、近くにいる可能性があるため速やかに引き返す
・クマと出会う可能性が高い「早朝」「夕方」の時間帯には細心の注意
・残飯や生ごみを野外に放置、畑にまいたりしない
・柿や栗はクマの大好物→利用しない果樹は片づける。刈り払いなどで見通しを良くしクマが隠れる場所を減らす

クマによる被害を防ぐためにも日ごろからの注意が必要です。

【画像⑥】