■MLB ワールドシリーズ第2戦 ドジャース5-1ブルージェイズ(日本時間26日 トロント、ロジャース・センター)
ドジャースの山本由伸(27)がワールドシリーズ(WS)第2戦に先発登板し、9回105球を投げて、被安打4、奪三振8、四死球1、失点1(自責点1)。プレーオフ(PO)2戦連続の完投、そして日本人初のWS完投の快挙を達成した。
試合後、山本は「結果的にはすごく嬉しく思いますし、立ち上がりは球数がたくさんいっただけに最後まで行けるとは思いませんでしたけど、しっかり1イニングずつ投げていけたので結果に繋がったと思います」と振り返った。
前日の試合では投手陣が粘れず11失点の大敗を喫したドジャース。0勝1敗で迎えたこの試合、先発を任された山本は「初戦落としていたのが大きかったですけど、当然ですけど今日は絶対勝たないといけないなと気持ちが入りました。それがいい結果に繋がったと思います」と話すように1回から3回まで毎回ランナーを背負う展開も、4回以降はパーフェクト投球で試合を作った。
その山本の好投に応えるかのように打線は1ー1の同点でW.スミス(30)がソロ本塁打を放ち勝ち越しに成功。さらにM.マンシー(35)にも一発が飛び出すなど5ー1とリードを広げ勝利。ドジャースは対戦成績を1勝1敗の五分とした。
「8回終わった時にまだ球数も少し余裕があったので、いけるかなと思いました」と完投に向け9回のマウンドに上がった山本。「僕のピッチングスタイルはストライクゾーンにどんどん投げていく。基本はどのボールもストライクゾーンを狙って、思い切り投げていくっていうスタイルなので。自分のピッチングに集中していました」と力強く語り、多彩な変化球を駆使しながら持ち前の制球力でブルージェイズ打線を抑え込んだ。
2戦連続での完投には「チームの戦力になれた実感がするのですごく嬉しいです」と喜びを表した山本。ドジャースは1勝1敗で第3戦(28日)、本拠地決戦へと向かう。第4戦の先発は大谷翔平(31)が予定されている。














