「経験値もない。“数合わせ”の懸念も」維新が入閣しなかった理由

 そして10月20日、国会での総理指名の前日に自民党と日本維新の会の間で正式な「連立合意」に至りました。しかし、成立した「自維連立」はこれまでの自公連立とは違い、維新からは閣僚を出さない「閣外協力」の形に。

 ―――維新が入閣せず閣外協力を選んだ理由は?
 「やはり経験値もないし、自民党に巻き込まれて影形がなくなって、政策実現どころかただの“数合わせ”になってしまうという懸念も幹部の中にもあった。『いいように使われてしまう』という懸念もある。与党になったらこういう立ち振る舞いをしないといけないというのを分かってからやった方がスムーズにいくのではないかという判断です」

 ―――大臣をやりたかった?
 「いえいえ、全くないです。私は黒子に徹するのが専門なんで。体が裏方に徹しているので」