公明党の連立離脱後、政局を大きく変えた「自維連立」。自民・維新の二党間で水面下の調整を担っていたのが、高市政権で総理補佐官に任命された遠藤敬氏でした。維新の国対委員長を長年務めた遠藤氏は「自民・維新のほか、他の野党にも多くのネットワークを持つ情報通」(ジャーナリスト・武田一顕氏)で、高市総理とのつながりも深い人物です。
実は今回の連立、公明党の連立離脱の前日、遠藤氏が高市氏に送った“一通のメッセージ”から動き出したといいます。自維連立の前夜、水面下では何が起こっていたのか?MBSは遠藤氏への単独インタビューを敢行。政局激変の舞台裏をキーマンが自ら明かしました。
◎インタビュー:武田一顕氏(ジャーナリスト 元TBS国会記者)
公明離脱の前日に“虫の知らせ”でメッセージ!?遠藤氏→高市氏「お体だけはご留意くださいね」

自維連立のキーマン・遠藤敬総理補佐官と高市総理。その深い付き合いは7〜8年前から始まり、国会の議運委員長室で2人でうどんを食べながら『ああしよう』『こうしよう』と相談事をすることもあったといいます。
―――どのような経緯で連立交渉が始まったのでしょうか?
「(10月)10日が、公明党が(連立)離脱した日。その前日に、私の方から高市さんにショートメールをしたんです。『大変でしょうけど、お体だけはご留意くださいね』と、ちょこっと送ったんです。それから30分後ぐらいに高市さんから電話をいただいて、『まぁまぁ大変なのよ』『一緒にやれることは一緒にやっていこうよ』という話をいただいた」
「そうは言っても、国民(民主党)とも(協議を)おやりになっているので、『国民(民主党)とまず一緒にやられたらいいんじゃないですか』という感じで申し上げたら、(高市氏は)『報道に出ているような国民民主党との関係は密にやっていません』と」














