日本海側初の国立美術館として、2020年に東京から地方移転した、金沢市の国立工芸館。開館5周年となる25日、記念イベントが開かれました。

金沢市出羽町にある国立工芸館は2020年、国の地方創生の一環として、東京から金沢に移転しました。

記者リポート
「中庭は普段は立ち入りが禁止されているんですが、今日は特別に解放され、こうして作品を間近に鑑賞できます」

開館から5周年の節目を迎えた25日、特別イベントが開かれ、エントランスで来館客を出迎える中庭が特別に開放されたほか、ガイドスタッフによる作品の鑑賞会なども行われました。

国立工芸館特定研究員・日南日和さん
「日本文化の大切な部分である工芸について、国立工芸館に来たら工芸の美しい部分や驚きなどを感じてもらえるような展示の紹介ができるよう、努めていきたい」

工芸王国・石川のさらなる磨き上げへ、国立工芸館はこれからもその一翼を担います。