和菓子に使うあんこの原料となる県内産あずきの収穫が、広島市で行われています。

広島市 安佐北区 白木町の岩重隆弘さんの畑です。コンバインで収穫しているのは、「大納言」というあずきです。

これが、大納言です。粒あんなどに使われる大粒のあずきです。

岩重さんは、2年前、JAの勧めで試験的に栽培を始め、年々、面積を増やしています。

岩重隆弘さん
「(粒は)大きいと思うんよ。大きいけど、やっぱり、あれじゃね、ムラになっとるね」

JA広島市 土路生大樹 営農指導員
「来年、またね、バラつきをなくしていくというか」
先月には先進地の京都を視察して、栽培技術の向上に取り組んでいます。

10月末に、この畑を県菓子工業組合が視察しました。

国産あずきは、ほとんど北海道産ですが、組合は5年前にJAを通じて、あずきの生産を依頼し、現在、県内3つの市町で栽培しています。

量はわずかですが、一部の菓子メーカーが、菓子に使っています。

広島県菓子工業組合 大谷博国 理事長
「消費者もすごく関心を持っていただいて、『広島産あずきを使っていますよ』と言うたら、それだけでお客さん飛びついて来ますからね。ただ、やっぱり、北海道に負けられないものを作らなきゃいけないので、その辺は農家さんと一緒になって取り組んでいきたい」

収穫したあずきは、選別されたあと、それぞれの菓子メーカーに納入されます。