2022年に山梨県南アルプス市の金属加工の会社が農業など異業種へ参入しました。

新たな挑戦とその理由をお伝えします。


レーンから次々と出てくる金属。



LPガスの容器に取り付ける「バルブ」です。


作っているのは南アルプス市にある1949年創業の宮入バルブ製作所。


全国シェアはおよそ30%で業界トップクラスです。

その会社が新たに挑戦しているのは。


平山裕子アナウンサー:
作っているのがこちら、キクラゲなんです。


2022年1月工場の一角に3つのコンテナを設置。無農薬で栽培し月に300~500kgを出荷しています。


平山アナ:
プリプリ。肉厚でとても歯ごたえがいいです。


バルブの製造会社がなぜ、キクラゲを作りはじめたのでしょうか。


宮入バルブ製作所 アグリ事業本部 部長 大島堅さん:
都市ガスやオール家電などでLPガスは横ばいになってきている。新しい事業を始めようという中で、゛6次産業化 ”というキーワードが社内で出た。


今後、LPガスの需要の拡大が見込めないとして新たな業界に参入しようと考えたのです。