拉致被害者家族の横田早紀江さんと曽我ひとみさんらが23日、就任後初めて高市総理と面会しました。初めての女性総理に早紀江さんが訴えたのは…

高市総理と面会した横田めぐみさんの母 早紀江さん。大切に育てた娘が忽然と姿を消した日をこう振り返りました。

【横田早紀江さん】「泣き叫んで体中の涙が出るほど泣いて、海岸を走り回って」

早紀江さんは初の女性総理はこれまでと違う観点で拉致問題に取り組んでもらえるのではと感じているそうです。

【横田早紀江さん】「何とか祖国の、日本の土を元気な間に踏んで、家族と再会できるように、ぜひ高市さんも母の思いを持って解決していただきたいと願っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします」

拉致被害者家族会は日朝首脳会談を開催し、膠着している状況を打開してほしいと迫りました。

【拉致被害者家族会 横田拓也 代表】「(母は)89歳と高齢であります。会うたびにどこか小さくなったなと家族からもそういう目線で見えてしまいます。この元気なうちに全拉致被害者を取り戻す」

【曽我ひとみさん】「何とかしてこの問題が一日も早く解決して、私に親孝行をたくさんさせてください」

高市総理は「自分なりにリーダーシップを発揮し突破口を開くべく取り組む。金正恩総書記との首脳会談に臨む覚悟もできている」と問題解決に向けた決意を語りました。