台湾の半導体製造大手・TSMCが熊本県菊陽町で第2工場の建設を始めたことなどから、菊陽町とJASMが立地協定を締結しました。

TSMCの魏哲家CEOは10月16日、菊陽町で計画している第2工場について「建設を開始している」と明らかにしました。

JASM第1工場の横で建設進む(10月15日)

これを受けて24日、TSMCの子会社・JASMの堀田祐一社長と菊陽町の吉本孝寿町長が、木村知事の立会いのもとで立地協定を締結しました。

締結式で、吉本町長は「JASMの進出効果を県全体に波及させるために町として取り組む」と述べました。

JASM 堀田祐一社長

JASM 堀田祐一社長「地域振興、地元雇用、環境保全そして自然との調和に協力することを改めて皆さまに約束します」

その後、行われた記者会見で堀田社長は「第2工場の設備は第1工場と同様ではあるものの、建築面積は1万㎡ほど広い」と明らかにしました。

また、第2工場の完成後は、第1工場を支援するための「拡張エリア」との位置づけで稼働を始めるとしました。