Noismが公演をする街、スロベニアのノヴァ・ゴリツァ。
実はこの街はかつてイタリアの一部でした。

坂井悠紀ディレクター
「ノヴァ・ゴリツァの駅前にはこのようなプレートが埋め込まれています。これは国境線を示しています」

歴史を物語る博物館が、駅舎の中にあります。
第二次世界大戦後、イタリアと旧ユーゴスラビアの間に国境線が引かれ、イタリアの都市・ゴリツィアは2つに分断されました。従来の市街地はイタリア側に残され、スロベニア側の国境付近に計画都市として作られたのが「新しいゴリツィア」という意味のノヴァ・ゴリツァだったのです。

学芸員 ロク・バウチャルさん
「最初の8年間、国境は完全に封鎖されていました。誰も向こう側に行くことはできませんでした」














