今月(10月)、不正に入手した他人名義の通帳を使って現金100万円を引き出した疑いで、愛媛県生まれの男が逮捕されました。
窃盗の容疑で逮捕されたのは、愛媛県東温市生まれで住居不定の無職の男(25)です。警察によりますと男は、名前のわからない人物らと共謀し、今月(10月)17日午前9時10分ごろと、18日午前9時10分ごろの2回にわたり、不正に入手した岡山県玉野市の女性(88)名義の通帳を使って、岡山市北区の金融機関に設置されたATMで現金あわせて100万円を引き出して盗んだ疑いが持たれています。
警察では別の特殊詐欺事件を調べる過程で、現金の受け渡し場所に現れた男を追及したところ、「闇バイトで指示された」「不正な通帳で現金を引き出したこともある」などと供述したため、捜査の上で容疑を特定し、きょう(23日)逮捕したものです。
調べに対し男は、「私が闇バイトで玉野市のおばあさんから通帳を受け取り、岡山でお金を引き出したことに間違いない」と容疑を認めているということです。警察では、男が犯罪グループの出し子や受け子役だったとみて調べています。