70年以上の歴史がある京都の「ノートルダム女学院」の高校や中学などが、来年4月に洛星中学などを運営する別の法人へ事業譲渡されることが決まりました。

 京都市左京区にある学校法人「ノートルダム女学院」は、1952年の中学校開校を皮切りに、高校や大学、小学校を開校し70年以上の歴史があります。

 しかし法人は今年4月、定員割れが続いていた大学を閉学する方針を発表。同じく定員割れが続いていた小・中・高校についても運営方針を議論し、今後も進む少子化を見据え、同じカトリック校として交流があった京都の洛星中学・高校を運営する法人に事業譲渡することを決定したということです。

(ノートルダム女学院 増田寿幸常勤理事)「いま現在、われわれが運営に窮しているわけではありません。運営はきちんとできているつもりなのですが、余裕がある時点で将来を見据えて決定していると理解していただけたら」

 現時点で、女子校と男子校それぞれの学校の統廃合の予定はなく、学校名も維持される方針です。