「攻撃が1秒も止まらない」地震後も続く戦闘で求められる支援

大地震から1か月後の2025年4月。長野県の日本人支援者が呼びかけ、ミャンマーの被災地への募金が行われていた。
東京から駆けつけた、在日ミャンマー人のウィン・チョウさんとマティダさん夫妻。

ウィン・チョウさん
「朝6時半ぐらいのバスに乗って。節約しないと、新幹線で来ると高いじゃないですか。少しでも安く来て(支援金を)送れるように」
1980年代にミャンマーの民主化運動に関わった2人。軍事政権の弾圧から逃れるため、36年前に日本に渡ってきた。
その後ミャンマーの民主化が進み、一時帰国も叶ったが2021年2月、軍事クーデターが発生。2人の帰国はまた遠のいた。

「三本指のサイン」は軍への抵抗を示す。過去に民主化運動を成し遂げられなかった責任を感じ、2人は日本からミャンマーの平和と民主化を訴え続けている。
地震のあとも攻撃の手を緩めない軍について…

マティダさん
「地震の中でも国民たちが困っている中でも、攻撃が1秒も止まらない。この独裁者、クーデターにはどうしたらいいのか」
この日、集まった募金は21万5000円。軍事政権に渡らないよう、現地で活動する支援団体に直接届けた。

ウィン・チョウさん
「軍に3億あげるとか4億あげるとか、それじゃあ、それが戦闘機のガソリン代になっちゃうかなと思うので、(現地に)直接本当に行っている団体、日本のNGO・NPOを支援するのが一番いいと私は思っている」
地震後も続く戦闘で、増え続ける避難民。ミャンマーの人々は、さらなる支援を必要としている。














