プロへの意識が芽生えたのは大学1年の頃だった。「楽天で活躍されている(同大出身の)辰見鴻之介さん(24)だったり、小中さんをスカウトの人がたくさん見に来ていて、自分も先輩たちみたいに目指したいと思った」。その思いを胸に栗山は打撃という武器を磨いてきた。「アピールポイントはホームラン。全方向のスタンドに放り込めるパワーが自分の持ち味だと思ってます」と自信を覗かせる。

そしてプロ入りを目指す理由には家族への感謝がある。「一番近くで支えてくれた家族へはプロ野球の世界へいって結果で恩返しするのが1番。実家ではプロ野球の試合がずっと流れているので、そこでテレビ越しで自分のプレーを見せることができれば」と決意を語った。

■栗山雅也(くりやま まさや)
2003年11月1日生まれ。大分県日田市出身。外野手。右投左打。身長190cm体重90㎏。50mは6秒1。遠投100m。東福岡高校から西南学院大学に進学。九州六大学野球リーグでは公式戦通算7本塁打。3年秋には4本塁打をマークし、本塁打王を獲得。侍ジャパン大学日本代表候補選手の強化合宿に参加した。憧れの選手はドジャース・大谷翔平選手。