昭和100年にあたる今年、シリーズでお伝えしている「昭和からのメッセージ」。今回のテーマは、昭和47年に開園した平川動物公園です。

今月で53年。時代の変化に合わせながら生き物の魅力を伝え続ける動物園からのメッセージです。

酒匂猛さん(82)。平川動物公園の元園長です。53年前、開園の年に獣医師として働き始め、平成15年に定年退職しました。

(平川動物公園・元園長 酒匂猛さん)「芝生がきれいですよね。桜島・錦江湾があって緑の中に動物がいるというのは他にはない」

総面積・およそ31万平方メートル。甲子園球場およそ8個分の敷地に、125種類が飼育されている「平川動物公園」。当時、鴨池にあった動物園の周辺の都市化に伴い昭和47年に開園しました。

(平川動物公園・元園長 酒匂猛さん)「計画上、最初は下に(入口)があった。途中で上がいいのではとまわり道をして入口を作る話が出てきた。それで工事が少し遅れたと聞いた」

「でも良かったですね。すぐ桜島がみえるから」