
拝観するために行列もできていましたが、見えるのは御簾越しのシルエットだけ。
その姿をどうしても見てみたいという願いを叶える、御開帳の期間限定のお守りがありました。

北向観音・櫻井俊則さん:「こちらのケースに入れてあるものが、観音様の姿を写したもの」
北向観音の本尊は千手観音菩薩。厄除けの仏として信仰されています。これまで見られなかった秘仏です。

北向観音・櫻井俊則さん:「(本尊は)今回初めての公開。観音様の姿は実は想像で作ったもの。誰も見たことがないので多分こうであろうと作ったのがたまたまよく似ていた」

新型コロナの流行期には、客足が遠のき、大きな影響を受けたという商店街でも64年ぶりの御開帳を歓迎しています。
諏訪商店・宮沢光子さん「今までずっと暇だったから、何かひとつのことがあるとこんなにも違ってくるんだなって。回向柱、私ら善光寺までいってお参りしていたから、今度は地元で触ることもできるし。(祈ったのは)体の健康ね。心やすい人が病気になったって聞くと不安になってくる。だからみんな元気でいてくれるといいなと。売り上げもだけど健康が一番かな」

北向観音の御開帳は11月9日まで行われています。