プロバスケットボール「Bリーグ」は、10月に開幕したばかりですが、来シーズンから大きく制度が変わります。これまでは最高峰の「B1」と、青森ワッツのいる「B2」、そしてその下に「B3」と分かれていて、主に成績によって昇降格が決まっていました。

しかし、来シーズンからは次の3つに変わります。「B.PREMIER」、「B.ONE」、「B.NEXT」の3つです。昇降格は、これまでのように成績では決まりません。

来シーズンからは、チームの運営をする能力があるかどうかで所属するカテゴリーが決まります。こうしたなかで、青森ワッツは来シーズン、国内2部相当の「B.ONE」への所属が決まりました。

21日にリーグの会見を見守った青森ワッツ運営会社の渡邊裕介 社長は、国内2部相当の「B.ONE」への所属が決まり、安堵の表情をみせました。

青森スポーツクリエイション株式会社 渡邊裕介 社長
「チームとスタッフ、会社ぐるみで取り組んだことによって、仮ではありますけれども、ライセンスを取得できたと考えている。最終的には青森で『B.PREMIER』に行くというところを目標に、今シーズンも一歩ずつ歩んでいきたい」

青森ワッツは、来シーズン「B.ONE」に参入することが決まりました。

来シーズンはチームの運営能力でカテゴリーが決まりますが、大きく分けて参入条件は3つあります。①1試合の平均入場者数、そして②1年間のチームの売上、さらに③試合会場の席数です。

青森ワッツが来シーズン「B.ONE」に参入するための条件は、1試合平均の入場者数が2400人以上。1年間のチームの売上が4億円以上。そして、試合会場は3000席以上が条件となっていますが、昨シーズンの数字を見てみると…。

アリーナの席数以外は達成できていません。しかし、今回はリーグが将来的には達成する見込みがあると判断したため『仮入会』という形となりました。

まずは、今シーズンのB2で活躍して、新たなリーグの条件も完璧にクリアして欲しいと思います。