事件を知らない子どもたちに対し、拉致が決して他人事ではないこと、そして関心を持つことが被害者を救う力になると懸命に語りかけました。
孟さんはこうした取り組みを150回以上続けていて、こうして伝え続けることが生涯の仕事だと考えています。

松本孟さん
「拉致問題にね、興味を持ってくれるっていうことはありがたい。こういう拉致という事件が2度と起きて欲しくないわな。そういう事件に巻き込まれないようにして欲しいしね。拉致をするっていうことは、許せることではないわな」
妹と一緒に暮らした故郷の地で、ひたすらに帰りを待ち続ける兄。
48年という途方もない時間が経過した今も、家族の戦いが続いています。