長年受け継がれてきた、技と知恵が光る工芸品。

その魅力を知ってもらおうと、陶磁器や染織物などの県産の伝統工芸品が一堂に集まる展示会がきょうから山形市で開かれています。

明治生まれのモダンな建物、山形市の文翔館できょうから開かれているのが今年で11回目となる「やまがた工芸の会」の展示会です。

17人の作家による自信作30点が会場に集まりました。

やまがた工芸の会 和久井修 会長「型で作ったり大量に作っているものとは違う。一つひとつが手作り。作家の息づかいが作品に表現されている」

山形県内その土地土地に伝わる技法や素材を使って作られる工芸品の品々。それぞれの個性が光ります。

和久井さんの手掛けた花を生けるための器です。描かれている溝は1ヶ月もの時間をかけて削ったもので、地面から植物が伸びていくような強い生命力が感じられます。