そこで、ことしはネットの支柱を強化。シカの隠れ家になっていたすぐ裏手の山の木を切るなど防御を固めました。ところが…田植えから半月ほどたった頃田んぼにシカが侵入苗を食べていたのです。そのシカを一早く見つけたのは近所の西本さんでした。

西本幸子さん「入っとるけえ(手をパチパチ叩く)こうやってやりゃあ逃げるけえね。シューいうて、おらび上げて、ものすごい飛びますからね」
シカは、「おとな」が3頭ほど。西本さんが追い立てると防護ネットを飛び越えて逃げていったそうです。
馬場田さんは早速センサーカメラを設置してシカの動きをチェック。西本さんも隣接する自分の畑のネットを高くするなどしました。すると、それ以降、シカの侵入がなくなったそうです。被害は、苗を40株程度食べられただけでした。

馬場田代表「(Q西本さんが見つけて追い立てたのが早期発見?)早期発見です!見てもらうだけでも心強い、ありがたいっていう」
今月初めには防護ネットを破られましたがすでにイネが大きくなっていたため食害はなかったそうです。
さて、稲刈りの方は農機具メーカーの協力でコンバインも登場。早速、学生ボランティアが体験するなど和気あいあいと行われました。コメの出来はどうだったのでしょうか?馬場田さんが収穫したもみをチェックします。
馬場田代表「もしかしたら喜んでもいいかもしれないという量でありつつ、いやーまだまだ何とも」
夏の猛暑で高温障害を受けたコメがかなりあって、精米してみないと収量が分からないそうです。シカとの戦いではリベンジを果たしたグループですが果たして2年ぶりの「復興の酒」づくりとなるのでしょうか?