海の環境が変わったことで、これまであまり見かけなかった魚の水揚げ量が増えています。
鶴岡市の高校生たちがこうしたあまり使われていなかった魚を活用したラーメンを作り、その試食会が行われました。
そのラーメンがこちら。出汁には「ワニエソ」という魚が使われています。

ワニエソは九州地方を中心に高級かまぼこの材料として使われる魚です。これまで庄内浜ではあまり見かけない魚でしたが、海洋環境の変化により5,6年前から、
庄内浜でも水揚げされるようになりました。

しかし、県内では水揚げ量が少なかったためそもそも活用されておらず、ワニエソは使い道があまりない、低未利用魚でした。

その一方で、庄内のラーメンに多いアゴだしに使うトビウオの漁獲量は減少しています。
今回、このワニエソをトビウオの代わりに使おうとタッグを組んだのが県立庄内農業高校と県立加茂水産高校です。

ラーメン店などの監修をうけながらおよそ半年をかけてラーメンを完成させ土曜日に試食会が開かれました。
