兵庫県は県庁舎の建て替え計画について、整備費を30%圧縮する案を示しました。

 兵庫県は6年前から老朽化に伴う庁舎の再整備を検討しています。10月21日に県が示した構想案では耐震基準を満たさない1・2号館などを撤去し跡地の一部に新庁舎を建設する計画です。

 資材費などの高騰で1000億円以上に膨らむとしていた整備費は、リモートワークで出勤率を引き下げるなどし、職員の執務スペースを削減することなどで従来の計画から30%圧縮し約650億円とする案を示しました。

 (兵庫県 斎藤元彦知事)「県民の皆さんの税金でつくらせていただくので、意義のある、機能のあるものをつくっていかなければならない。政策のパフォーマンスを発揮できるような県庁にしていく」

 新庁舎の完成は2030年代前半の予定です。