10月21日(火)午前、京都市バスで不審物騒ぎが発生しました。不審な箱から見つかったのは「VHSテープ」でした。

 21日(火)午前10時半ごろ、京都市交通局の横大路営業所から、「バスの中に、バッテリーの箱に入った持ち主不明の物がある」「移動中で八条口に着くので来てほしい」と京都府警に通報がありました。

 不審な箱が見つかったのは、JR京都駅近くを走行していた京都市バスで、▽バスの乗客約30人が車外に避難したほか、▽八条通の竹田街道から油小路通が全面通行止めとなるなど、京都駅八条口周辺では通行規制が発生。

 さらに、▽京都市バスの一部区間が一時運休となったほか、▽近隣の建物の利用者に窓際から離れることが呼びかけられるなど、大きな影響が出ました。

 バスの乗員・乗客などに、けが人はいませんでした。

 府警の爆発物処理班が出動して対応にあたりましたが、箱に入っていた物は「数本のVHSテープ」であると確認されたということです。

 箱が置かれていたのは、バスの後方部分の座席の足元で、府警はドライブレコーダーの映像を解析するなどして、置いた人物などについて捜査を進める方針です。