「常に青森山田を意識して勝ちにいこうとしている」巻き起こせ八西旋風

フォワード陣はサイドアタックで攻撃のバリエーションに厚みが増しました。そのなかで、野口監督がキーマンにあげる1人がキャプテンの田端賢汰 選手です。部員27人のうち唯一、体重100kgを超える巨漢で、縦への突破力とボールキャリーが持ち味です。


スクラムでは、マシンを使って準決勝の相手、王者・青森山田を想定して強化を図っています。
八戸西高校3年 田端賢汰 主将(PR)
「最初のインパクトから最後まで、ターンオーバーしてボールを取りきるのが強み。常に青森山田を意識していて、勝ちにいこうとしている」

一方のバックス陣は、中央から広くボールを動かしてトライを狙います。その戦術に欠かせないのが、チームの司令塔・スタンドオフの木村優真 選手です。

誰にパスをまわすのかを的確に判断し、ゲームメークに長けた攻撃の起点です。準々決勝の八戸工業戦では、リードを許したまま迎えた試合終了残り1分で逆転トライを決め、3年ぶりのベスト4進出に導きました。


八戸西高校3年 木村優真 選手(SO)
「花園行くために。青森山田に勝つために練習して。(準々決勝で)八戸工業に負けるわけにはいかなかったので。執念のトライでした」
県高校総体で大敗を喫した青森山田との再戦。選手たちはスローガンでもある、「チームの心をひとつにして」戦い抜きます。

八戸西高校3年 木村優真 選手(SO)
「こっちはチャレンジャーなので。身体を張って一人一人がぶつかりにいく。そしてパスをまわして、最後まで走って声を出して、勝ちにいきたい」

八戸西高校3年 田端賢汰 主将(PR)
「必ず青森山田を倒しにいくという気持ちを前面に出して、決勝に行きたい」

大逆転でつかんだ準決勝の舞台―。
3年間の思いを胸に八西旋風を巻き起こします。














