福島県郡山市で開発が進む物流施設の集積拠点に新しく完成した施設が、20日、報道陣に公開されました。通常時は物流拠点として、そして災害時には防災拠点となる2つの機能をもつ施設です。

郡山市で開発が進む、物流施設の集積拠点「福島郡山LLタウン」。20日は、椎根市長やこの集積拠点を共同で開発するなどした民間企業4社が、災害支援に関する協定を結びました。

フクダ・アンド・パートナーズ 山田智広執行役員「物を届けるということが、人々の命を守るということに直結しているという思いを非常に強くいたしましたので、その思い・理念を反映させたプロジェクトとなっています」

20日は、1棟目として9月に完成した物流施設が報道陣に公開されました。この施設は、通常時は、ヤマト運輸の物流センターとして使用されますが、災害時は支援物資の受け入れや避難所への配送機能を担います。さらに・・・。

フクダ・アンド・パートナーズ 千石達也執行役員「いざ災害が起こったときに関しましては、こちらの方が地域の避難所として活用できるようなことを考えております」

災害時には、施設の食堂を地域の避難所として活用するほか、倉庫に保管している食料などを無償で提供するということです。

フクダ・アンド・パートナーズ 福田哲也社長「防災に強い街だけではなく、未来につながっていく街に発展させていきたいと」

福島郡山LLタウンは、2028年秋の完成を目指しています。