環境省『予算が限られている…直接支援は検討していない』

 ではなぜ法改正に至ったのか。動物愛護管理法を所管する環境省・動物愛護管理室の野村環室長に話を聞きました。

 (環境省・動物愛護管理室 野村環室長)
 「犬や猫の不適切な取り扱いをする事業者さんが非常にまだ多いというかおられる。これまでも犬猫の管理の基準というのは一定程度あったんですけれども、これをより具体的にしていかなきゃいけないと」

 一方で、法改正によって苦しむ声が上がる中、今後考えられる支援策はあるのでしょうか。

 (環境省・動物愛護管理室 野村環室長)
 「一気に対応してもらうのは難しいだろうということで、3~4年かけて対応していってくださいという措置をしたというのが限界、といいますか。非常に国の予算も限られた予算しかございませんので、現状では団体を直接支援する仕組みを検討している状況にはございません」