青森県弘前市は賃上げする企業を後押しする「賃上げ応援奨励金」を導入することを発表しました。県内の自治体では、初の取り組みです。
弘前市の櫻田宏 市長は20日、臨時で記者会見を開き、賃上げに積極的に取り組む企業を後押しする「賃上げ応援奨励金」を県内で初めて導入すると発表しました。
対象となるのは市内に本社や本店がある中小企業や医療法人などで、2026年2月末までに従業員の賃金をベースアップのみで2.5%以上引き上げて支払らうことが条件です。
奨励金の予算は8500万円で、1事業者あたり1人5万円、最大20人まで申請することができ、予算の上限に達した時点で締め切るということです。
弘前市 櫻田宏 市長
「あまり目を向けられてこなかったこの取り組みを、青森県内でも多くの自治体・県全体でもやっていただけるようになってもらえれば、今回の取り組みの成果になってくる」
交付申請をする前の事前エントリーは11月4日、午前10時から先着順となっていて、約80の企業の申請を見込んでいます。