始まりは中学2年の夏 家族にも相談できず

 2000年、大門被告の長女として生まれた里帆さん。幼少期は旅行に連れていってくれたり、地域の行事に参加したり、“優しい父親”だったといいます。

 (福山里帆さん)「いい人だった記憶があります。ときどき勉強を教えてくれることもあって。“尊敬できる人”というイメージが強かったですね」
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 しかし、中学2年の夏。母親がいない自宅でその時は訪れました。

 (福山里帆さん)「実際に父親から性的虐待を受けた場所ですね。性行為がある日には父がここ(布団の上)に座っていて」

 その後も性的暴行は繰り返されましたが、家族に相談できず、ひとり抱え続けました。

 いまもPTSDやうつ病などを抱え、薬の服用が欠かせないといいます。