「新しい和倉温泉を」 ドローンが描く“能登のモチーフ”
いまだ地震の爪痕が残る和倉温泉では、組合に加盟する旅館20軒のうち営業を再開したのは7軒に留まっています。
黒川恭平さん「僕らも思った以上にやっぱり物事が進むのがゆっくりだなっていうことにもどかしい気持ちもあるんですけども、元に戻すっていうよりかは新しい和倉温泉作っていきたい。そしてまた人が集まって、賑わいができたらいいなと」
迎えたドローンショー当日。出発地点ではまだ明るいうちから入念な準備が進められてました。ボランティアで集まった地元住民らも協力しながら、500基のドローンを並べます。

参加した小学生「バッテリーを抜くのに指を使うのが大変だった」「元気よく能登の復興につながるように飛ぶのを願っている」
住民たちの復興への願いを込めて飛び立ったドローンたち。夜空に次々と描き出されます。
例年、和倉温泉を舞台に開かれる「能登よさこい祭り」や初夏の風物詩「青柏祭(せいはくさい)」のでか山、それに石崎奉燈祭(いっさきほうとうまつり)の巨大なキリコなど、能登の祭りのモチーフが次々に登場しました。

訪れた人「たのしかった!すごかったです」「いやぁあんなすばらしいの初めて見た」「なじみのあるものをドローンで表現してくれてうれしかった」「七尾市も元気になるね」

レッドクリフ・佐々木孔明代表「地域の方々が少しでも前を向いて進めるところにこのショーが思い出に残ってもらえたらうれしい」
黒川恭平さん「いつまでも被災地で、被災者でいたいわけではなくて、この地で頑張っていくんだという人たちがたくさんこの地にいるので、一緒に楽しんでもらってここで頑張ろうと思える人が増えたら」