20日から始まる自衛隊の統合演習を前に19日、市民団体がうるま市で抗議集会を開き演習の中止などを求めました。

抗議集会を開いたのは「ミサイル配備から命を守るうるま市民の会」で、約80人が陸上自衛隊勝連分屯地の前で演習の中止など抗議の声をあげました。

防衛省によりますと、自衛隊の統合運用能力の向上などを目的に全国で行われる今回の演習には約5万2000人の自衛隊員のほか、米軍や豪軍も参加し過去最大規模となります。

このうち県内では、自衛隊や米軍の施設でミサイル防衛訓練や日米共同の指揮所訓練などが行われることになっています。

また、中城湾港や石垣港といった民間施設を使用した物資輸送訓練も実施される予定で、市民らは勝連分屯地の自衛官に演習の中止などを求める要請書を手渡して抗議しました。自衛隊統合演習は31日まで行われます。