五穀豊穣や悪疫退散を祈願する伝統の流鏑馬が19日、鹿児島県の肝付町でありました。

流鏑馬は、およそ900年続くとされる肝付町高山地区の伝統行事です。

今年の射手は、高山中学校2年の近藤颯海真さん。四十九所神社の馬場を3回駆け抜けながら、3つの的を狙ってあわせて9本の矢を放ちます。

的にあたったのは1本でしたが、的を支える竹を射抜く縁起の良い「こもり矢」でした。

(射手・近藤颯海真さん)「目標だった白羽の矢(最初の矢)をこもり矢にすることができたが、他の矢は全部当てられず、ちょっと悔しい」

流鏑馬の模様は、来月15日・午後4時24分からMBCテレビで放送します。

また、会場では、北朝鮮による拉致被害者・市川修一さんの兄・健一さんらが早期解決を訴えて署名活動をしました。

(市川健一さん)「どなたが(総理に)なっても最重要課題。拉致問題はしっかりと取り組んでほしい」

進展を願って、多くの人が署名に協力していました。